年齢について考えてみました。普段はあまり気にすることはありませんが1年に1度全ての方が必ず1つ年を取ります。18歳の方は19歳に、22歳の方は23歳になります。当たり前と言えば当たり前ですが、その当たり前が最近気になります、多分“若い”という年齢ではなくなったからだと思います。ではなぜ若くなくなると気になるのでしょうか? それは生きられる日数がどんどん少なくなるからだと思います、もちろん見た目の印象が昔と変わることや仕事をこなす速度や暗記力が変化することも理由の1つだと思います。
日本人の平均寿命をネット検索してみると男性が81.09歳、女性が87.26歳とありました。男女共に80年は生きることになりますが所謂“若い”と言われる時代はいくつまででしょうか。人によって若いと言われる年齢は様々ですが私の印象はだいたい16歳~25歳くらいまでの9年間です。16歳より下の年齢については若くて当たり前ですのであまり年齢での判断はしていません。
人生で若いと思う期間は9年間です、10年ありません、永いようで短く感じます。私はこの9年の間なにをしていたかというと高校を卒業して18歳から社会人として働いていました。当時は永くいろいろありましたが今思うと全て過去のことですが、世間の常識という名のレールに乗った人生でした。今もサラリーマンですのでレールには乗っていますが、この頃は自分がレールに乗ってただただ時の流れに身を任せて若さの無駄遣いをしていたように感じます。
時間はありましたしいくらでも人生を変えることはできたと思いますが自分が若いということについて当時は当たり前過ぎて考えていませんでした。そして若さは自分のモノのように考え疑っていませんでした、しかし“若さ”を永遠に維持することは出来ません。
若さを別の言い方に例えるとトンネルのようなものだと思います。車で高速道路を走っているとトンネルを通ることはありますがトンネルには入り口と出口があり、入ると戻ることは出来ず前に進むしかありません。若さも同じ若いと言われる年齢があり言われなくなる年齢があります。その時に気付くのです、若さは自分のモノではなく期間限定でいずれは無くなるものなのだということを。時々若さを自慢する方や人に対して年を取っていると言って相手を傷付ける発言をする方がいますが、そんな方を見るといつも私は「若さはあなたの持ち物ではないですよ、トンネルを抜けると無くなりますよ」と思います。