「誰にだってつらいことはある、それでもみんな頑張って乗り越えてきたから今があるんだよ」このセリフ誰かに言われたり、 どこかで聞いたことありませんか? 本に書いてありましたか、ドラマ、映画、それとも職場の先輩に言われましたか。 もし今あなたがこのセリフを周囲から言われ、読んでいる本に書いてあったとするとどう感じますか?
あとその本はどう言う内容へと続き、どういう結末を迎えると思いますか? 私はハッピーエンドだと思います。 その本の中の人はその後も数々の失敗やトラブルを経験しながらも懸命に努力し周囲に支えられ少しずつ成長していく・・気付くとあれから10年経ち今では・・。 ありそうな内容ですね。
なぜありそうかと言うと私がこういう本で好きで実際に読んできたからです。 理由としては本の構成が分かりやすいし心に響き前向きになれるからです。このような内容の本やアドバイスを人はなぜ行うのでしょうか、 それは求める人や声掛けしたくなる人が存在するからだと思いますが、それでつらい思いをした方は気持ちが楽になるでしょうか、 なったのであればその方はどんな方でしたか。
つらい思いと言っても理由や状況は人によって様々だと思いますが結論はハッピーエンドではないと思います。 でないと本やアドバイスに何の意味もないと思うからです。ちなみに本の内容でバッドエンドや現状維持でまだまだ努力の途中で終わるものもありますがこれから私たちはまだまだ生きていきますしもしバッドエンドを望む方がいるのであればそのままで目的は達成されます。
やはり本や声掛けは少なくとも結果が良い方向へむかう為に存在していると思いますし、これらに触れている方は少なからず今のこの時もつらい思いから解放されたいからだと思います。 人は生きて行く中で最終的にはつらいことから解放され幸せになる必要があります。必要という言い方は、そうでないとずっとつらいだけ我慢だけの人生がこれからも続き「あぁやっぱり自分の人生はつらいだけ」ということを確認しながら生きていくことになるからです。
世の中精神論だけでは何ともならない時もあります、今まで頑張ってこれ以上もう頑張れないことを周囲は気づかずに言います「みんな頑張っている」確かに頑張っていると思いますがそれはつらい思いをしている方とは全く関係のないことです。
ひとまとめにするから個人が見えてこない。個人をグループの1パーツと数えるからこのような思いをする方が後を絶たない。それを分かったうえでつらい思いをしている方は最終的に開放されることを目指さないと行けません。ただ頑張るのではありません、それはもう散々やってきました。
そうではなくどうすれば良くなるか、どういう気持ちで働くことを望んでいるのかイメージしてみて下さい。イメージする際に出来る出来ないの今の状況は含めないで下さい。今現状を見ても「つらい」自分しかいません。理想論ですがまずどうすればつらい思いから解放されるかということを目標に決めて具体的な方法について考えてみて下さい。まずそれがないとどこにも向かうことは出来ないと思いますので。