内からくる悩みと外からくる悩みについてそれぞれ記事を挙げましたが、今回はお互いの悩みがどう関係し、どう影響するかについて私の考えをお話ししたいと思います。そもそも悩みとはある出来事の結果がその人の心(気持ち)に向かって作用(影響)したものと考えます。
そして悩みは受け取る人によって感じ方が違います。全く同じ悩みを10人の人が体験してもその人の性格やこれまでの経験によって捉え方(結果)は変わってきます。つまり悩みの大きさや深さは意識、無意識に関係なくご自身が決めていると考えます。周囲はあくまできっかけ(要素)でしかないと思います。
例えばご自身で「これは悩みだ」と決めているにも関わらず悩みから逃れることが出来ない時があります。上の理屈であればご自身で悩みをコントロールできるはずですし、つらくなり過ぎるのを抑えたり、逃れたりできるはずです。しかしそれでも人は悩みに対して苦しみます。
すぐ解消できる時はまだ良いのですが大きくなりすぎて解決しきれず、そのまま受け入れきれなくなり、さらに周囲に相談することも出来ず苦しみ、結果的に鬱になったり仕事を続けることが困難なり休職や退職する、最悪のケースとしては死を選んでしまう場合もあります。
それはすごく悲しいことですし家族や周りの大切な人達につらい思いをさせてしまいます。そうならない為にも再度悩みとは何か?どう付き合うべきかについて考え、そして悩みが大きくなる前に回避することを学ぶことがいかに大切かについて私なりの考えをお話ししたいと思います。まず私達は悩みがあると解決しようと考え、そして行動しますが、どうしても回避、解決出来ない場合は周囲に相談することで解決できる場合もあります。
悩みは生きている以上尽きることはありません。そして悩みは場合によって複雑にも単純にもなります。それは外からの悩みと内からの悩みがお互いに作用しあっていることが原因です。例えば自分に自信があった人でも周囲からの誹謗中傷によって傷つき悩む、これが外からくる悩みです。
逆に自分はダメで価値のない人間だと思っている人が周囲に依存する、または周囲を自分と同じまたは下にみることで安心する。しかしその態度が周囲からすると疎ましく思い嫌われるがご自身に自覚がないため原因が分からずに悩む。これが「内からくる悩み」が「外からくる悩み」によって悩みが変化すると言うことです。
悩みにはきっかけがあり「内からくる悩み」でも「外からくる悩み」でも結果的につらい思いをしたり、傷ついたりします。ただ時間が悩みを解決してくれる場合もありますし、それが最良の方法だったりする場合はあります。しかし今後同じような悩みが起これば今回と同じように悩むことになります。そのためにもやはり悩みは出来る限り小さいうちに解決すべきだと思います。