先日の話ですが職場にて昼食を摂っていた時のことです。同席していた職員より「猫楽さん(ハンドルネーム)って食べている時お茶たくさん飲みますね」と言われました。最初どう言うことか分かりませんでした。「本当ですか、普通じゃないですか」と聞くと「前から思っていました」とのことでした。確かに少なくはないと思いますが特別多いとも思わずいたって普通だと思っていた為意外でしたし今まで考えたこともありませんでした。
それからと言うもの少しですが気になるようになって意識するようになりました、その時気づいたことですが私は必ずではありませんが一口食べる度に一口水分を摂っていました。周囲の方は数口食べてから一口のペースで飲んでいました。この事実を知ったからと言って特に自身を変えることはありませんがまだ知らない自分がいると言うことに感心しました。
あと一回で口に含む量が人に比べて多い事にも気づきました、これも必ずではありませんがどうもそこから思うことは私は飲み込む力嚥下力が人に比べて弱いのではないかと思います、多分口の中の物を飲み込めるか不安でその結果少し多めに水分を摂ることで口の物を綺麗に流し込むようにしているのだと思いますが普段は全て無意識に行っています、これも個性といえば個性なのでしょうか 人の体って面白いですね。
あと体の個性と言えば今は違いますが私は生まれながらの猫舌でした。とにかく熱いもの全般が苦手で特に鍋物やスープ類は最悪でかなり冷まさないと口さえ付けられない程でした。周りはアツアツの鍋の具を直接口に運びおいしそうに食べていますが私からすると信じられませんしその反面羨ましかったのを覚えています。
「 自分は熱いものが苦手だけど仕方ない 他にも苦手なひともいる それに冷ませば食べられるし 」 ずっとそう思っていました。 しかしある時なぜ熱いと思う人とそうでない人がいるのか疑問に思いました、もちろん羨ましかったのが正直な感想ですが何が違うのだろうと思い自分を人を比較してみることにしました、始めは全く分かりませんでした。なにせみんな普通に口に食べ物を口に運び咀嚼して飲み込むだけで特に変わったことなんてありませんでした。あまり人をジロジロ見るわけにはいきませんので一瞬見る感じで観察していました。
それから1か月程経った時のことです、普段から意識していたからかも分かりませんがある日私は食べる時まず舌を出しているのに気づきました、つまり熱くないと感じる人はまずある程度冷ましてから舌の上に食べ物を置いて咀嚼していますが私はアツアツの食べ物を最初に舌で触れてから口に入れようとしていることに気づきました。確かにこんな方法で食べると熱くて当然だと思いました、一番敏感な部分で最初に触れるのですから。後にネットで調べると既にこの件についての記事を発見してもっと早く気付けば良かったと少し後悔はしましたが、気付いた時は本当に嬉しかったです。
猫舌を克服までにはかなりの時間を費やしましたが今ではどんなに熱い食べ物が来ても上手に冷ましてアツアツのまま食べられるようになりました。熱さを感じる事を個性だと思って諦めず疑問を持って本当良かったと思いました。