今まで周囲の方とご自身を比較して負けているところや劣っていると感じたことは誰でも1度くらいはあると思いますが、そのことを気にして落ち込むくらいなら過去と現在のご自身を比較してどのくらい成長することが出来たかということだけを考え、今後の成長に活かした方が有益なことだと思いますが、とはいえやはり比べてしまいますし劣っていると感じて落ち込むこともあると思います。しかし考え方を変えるとものの見かたや周囲との関わり方も変わるのではないかと思います、今回はそのあたりについてお話ししたいと思います。
そもそもなぜ落ち込むのでしょうか?やはり比べて負けると誰でも嫌だと思いますし落ち込むものですが、ではマイナスと捉えている所謂負けているという考え方を“スタートライン”と考えてみてはいかがでしょうか。負けて劣っていると感じるのは目の前にいる相手のかたの方が上と考えるから落ち込みますが、そこを成長するためのスタートラインと考えてご自身のやるべき課題が何かを考える方法です。人と比較する事でまずはご自身のスタートラインを設定する、設定なので負けているわけでも相手が優れているわけでもありません。
目の前にいる相手の方はただご自身がスタートラインを設定する際のきっかけを与えてくれるだけの存在であり他に影響を受ける必要は全くありません。確かにその時は悔しい思いはすると思いますがご自身が劣っていると感じるとせっかくのチャンスを無駄にしてしまうことになります。ご自身さえ成長すればそれでいいのです、世の中上には上がいます。ご自身を見下している目の前の方もところ変われば次はその方が他の誰かに見下されています。見下す方の為にご自身が傷付く必要はありませんし、その時間が勿体ないです、ご自身は自分が成長することだけを考えれば良いのです。
中にはご自身に対して嫌味を言う方や、劣っていると悪口をいう方はどこにでも必ずいますし、その時は腹も立つと思いますが、では一生その方と一緒にいるかというと決してそうとは限りません。生まれてから死ぬまでずっと一緒にいるという方もいるかも分かりませんが、大抵はいつかその人とは別れることになります。いなくなった時点で今まであった優劣の関係もなくなります。にもかかわらずずっとそのことを気にしていると人生がつらいものになってしまいます、優劣の関係がなくなった時点でそこをスタートラインにして再出発することが大切だと思います。