前回の記事から「仕事が嫌いになること」についてお話ししていますが、今回は嫌いをただ感情的に捉えるのではなくどういう段階を経て嫌いになるのかについて考えていきたいと思います。それによって嫌いを回避するための方法を見つけるきっかけになればと思います。
ではまず「仕事が嫌い」を解決する前に、そもそもどういう経緯で嫌いになるのかについて考えたいと思います。入社前は不安と希望はあっても新しい環境で働くことに対して前向きな気持ちがあったと思います。そして実際入社すると最初に職場の上司や先輩の顔と名前を覚えることから始めそれと同時に仕事の内容についても教わります。この時はまだ職場の雰囲気も分からず不安を感じる時期だと思います。
それから1か月程経つとようやく周囲の上司や先輩の名前は覚え職場の雰囲気に少しだけ慣れた頃だと思いますが相変わらず緊張はしていると思います。この頃になると既に仕事が嫌いと思う人が出てくるかも分かりませんが「まだ慣れていないからかも」と安易に考えそのままにはしないで下さい。なぜかというと嫌いなのは仕事ではなく職場の雰囲気だからです。
どういうことかと言いますと入社して1か月だとまだまだ仕事は覚え始めですので向き不向きを決めるにはまだ早いと思いますので今この段階ではとりあえず「仕事の内容」については考えないで下さい。では仕事抜きで仕事が嫌いと思う原因とは一体なんでしょうか? それは人間関係です。
以前の記事にも挙げましたがまず嫌いと思う原因としては職場の雰囲気が全く分からないし馴染めない、周囲の人とうまくコミュニケーションが取れない、ご自身は取ろうと努力しているのになかなか周囲との関係に距離があってそれを埋めることが出来ないなど一見仕事内容について悩んでいるようで実はこれら人との関わり方について悩んでいることが多にしてあると思います。
もし仕事の事で悩んでいる、仕事のペースについていけないしご自身には難しすぎるなどと考えるのであれば「聞けばよい」と思います。聞けば周囲の方は教えてくれるはずですし、それが先に入社した上司や先輩の仕事でもありますし、人を育てるという事だからです。
分からないところを聞いて問題解決することで仕事を覚えることができますがそれでも仕事が出来るようにならない原因があるとすれば分からないことをそのままにしていることが原因だと思います。ではなぜそのようなことが起こるのかについては次回お話したいと思います。