毎日のように覚えることがありその都度覚えるが1度で覚えられず仕方なく質問すると「その質問何度目?いつになったら覚えてくれるの、こっちもそんなに暇じゃないからそろそろ覚えてほしい、やる気ある」と注意され落ち込む、やる気はあるのに質問すると注意される、そんな日が続くと仕事が嫌いになっても仕方ないと思います。時間をかけ徐々に嫌いになっていきます。
しかし何度叱られても耐えてそれでも質問を続け少しずつ内容が理解できるようになり、時間はかかっても徐々に覚えられるようになり、仕事をこなすスピードも上がると徐々に楽しくなる、毎日のようにご自身を叱った上司や先輩とも仕事をする中でコミュニケーションを取り親しくなることで仕事が好きになることもできるようになります。
このように仕事が好きになるのも嫌いになるのも人との関わり、特に上司や先輩との関わりがその後の仕事に影響する場合があります。だからと言って媚びる必要はありません。そんなことをするといつも顔色をうかがい、ご機嫌を取り続けなければならず仕事をスムーズに行うという本来の目的がはたせなくなります。
そうではなく、ご自身が仕事をする際にアドバイスを受けやすくする、相談や愚痴を聞いてもらいやすくするなどあくまでご自身が仕事をする際のストレスを減らし少しでもスムーズに進めることで早く仕事に慣れ、仕事に対して苦手意識をなくし「やらされている仕事」から「やっている仕事」に変えるためのサポート役として付き合えるようにすることが後々ご自身の仕事に影響することになります。言い換えると誰のサポートもいらない、仕事も順調に覚えスキルも身に付けられていると思う方はそもそもコミュニケーションなど必要ないと思います。
しかし職場とは仕事の内容で成り立っているわけでも利益(お金)で成り立っているわけでもありません、それらは目的であって成り立ちではありません、職場の雰囲気や居心地の良し悪しは人が作り、人との関わりが全てを決めます。ですので上司や先輩が上で新人の方や入社2年目の方が下という考えではなく全ての方が仕事をするための歯車の一つと考えることが必要だと思います。歯車と聞くと悪い印象しかありませんが、歯車はどこか一か所でも壊れているとうまく動かなくなります。
人間関係においても確かに上司や先輩に対して敬いや尊敬の気持ちは必要だと思いますが、上下関係とはこういうものだという決めつけが変なパワハラやセクハラにつながり、新人の方や入社2年目の方は緊張してうまく仕事を進められず、場合によっては職場に馴染めず退職を考える方もいます、しかし辞めた方が新しい職場で出世する場合もあることを考えると関わりによって後々会社に利益をもたらす即戦力になり財産になると考えられます。
職場内で人付き合いをする一番の目的は仕事をスムーズに進め、利益を上げ、会社を運営し続けることです。そのためには上司や先輩に対する敬いの心と新人の方や入社2年目の方を育てる心が必要です。全ての人が大切な存在であり財産です。