何も考えずにただ高校を卒業して社会人になり仕事をするという誰でも進む人生のレールにのるとすぐに年を取ります、そして「あぁ若い時もっと頑張れば良かった、時間をかけて日本1週しておけば良かった」など過ぎた過去を悔やみ後悔します。しかしもう出口を出たトンネルをバックで戻ることは出来ないのと同じように人生も若いと言われる時代に戻ることは出来ません。
トンネル内を走る車の速度は一定です。出口を出るまでの間に“若さ”がご自身のところにある時にそれをどう活かすかを考えることで後々出口を出た時の景色は変わります。人生のトンネルは1度しか通れません、そして一度出ると“若さ”以外の魅力を身に付ける必要がありますがトンネルの中にいる間にご自身の魅力を見つけられずにいると無くなった“若さ”に執着しようとするか、今まさにトンネルを通っている世代の方に対して嫉妬や妬み、または「最近の若い人は・・・」など若さに対して否定的な態度をとってしまいます。
若さはご自身の持ち物ではありませんが手元にある間にどれだけ活かすことができるかがそれ以降の人生に影響しますので大切にしないといけないと思います。今思うと私は若さを雑に扱ってきましたし後悔もしました「もし今あの時に戻れたら・・」そう思っても二度と戻ることは出来ません。どうしようもないことは分かっていてもこの気持ちをどう処理すれば良いか分からずしばらく考えていた時に例で挙げたトンネルの話が浮かびました。
確かに現実は変わりませんが考え方が前向きになり自分が今後の人生を年齢で生きずに経験や体験で生きることが出来るようになりました。今では年齢に巻き込まれず、影響されることなく人生の目標を自分で設定してそのために計画し実践することで自分の足で人生を進むことが出来るようになりました。私は今もサラリーマンですのでレールに乗ってはいますが、昔と違い乗っているレールを外れ自分の道を歩みたいと考えています。
その為には年齢という名の過去のトンネルではなく自分で新たな人生のトンネルを作りその中で今後出口を出た時の景色をどうしたいかを考えることが必要だと思います。年齢は誰にもコントロールすることは出来ませんが今では若さを意識することはなくなりました。もちろん肌の張り艶や仕事のスピード、記憶力は変わりましたが“若さ”が何か分かれば意識せずに年齢からも解放され精神的な自由を手に入れることができ人生を楽しむことができるようになると考えています。