みなさんが住んでいる近所に商店街はありますか? 私が生まれた地域には老舗と呼ばれるお店が軒を連ねる年季の入った商店街があります。しかも今でも店の入れ替えを行いながらも私が子供の頃と変わらず今も元気な姿でそこにあります。以前私が挙げた記事に出てくる書店もその商店街の中にあります。商店街の雰囲気としてはあまり活気がある方ではありませんが、9割のお店は常にあいていて人通りもかなりある地元の方にとってはなくてはならない大切な場所になっています。
お店の入れ替えについては残念ながら私が子供の頃から現在までずっと営業しているお店は3割程になってしまいましたが商店街の雰囲気は以前と変わることなく、和菓子店の甘い香りや昔ながらの雰囲気の残るおもちゃ屋に子供の頃には苦手だった革特有の香りでいっぱいの靴屋など、今も変わらず歩いていると感覚は子供の頃に戻ったような感じになりノスタルジックな気持ちがしてこれからもこの商店街が変わることなくあり続けることを願っています。
商店街の良さはただ商品を購入するためだけではなく店員の方とのコミュニケーションできるところが大型のショッピングセンターとの違いだと思います、ショッピングセンターはたくさんの豊富な商品があり全ての商品を手に入れることが出来るところがすごく魅力です。確かに商店街で全てのモノを揃えることは出来ませんが生活必需品なら一通り揃いますし、買い物をした後にお店の方と雑談できる楽しみがあります。
商店街とは買い物を通して人と人とのつながりが出来る素晴らしいコミュニティの場だと思います。世の中にはほとんどのお店が営業していないシャッター商店街と言われるところもたくさんありますが目まぐるしく変化するこんな世の中だからこそ改めて商店街という存在はこれからの日本にとって必要になるのではないかと感じています。ショッピングセンターは店内がとても明るく清潔感があり、たくさんのお店がありすごく便利でまるでテーマパークのようです。
しかし人のつながりはあまりないように感じますし隣り合ってお店は一つ一つが独立しています、確かに買い物をする場所なのでそもそもつながりなど必要ないのかも分かりませんが商店街とは街と人との橋渡しの役目になっているように感じます。だからこそ自分が帰る場所のように感じますし、懐かしくもあり癒される感覚にもなります。商店街が街のシンボルとなり日本にもっと増えることを願っています。